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ニオイ対策
2020.02.17

SNS上でも大騒ぎになる、夏のコミケの臭い問題について【原因と対策】

毎年夏と冬に東京ビッグサイトで行われる世界最大規模の同人誌即売会、「コミケ(コミックマーケット)」。回を重ねるごとに来場者数も増えている大人気イベントですが、最近では会場内のニオイが問題になっています。
特に話題に上っているのが、猛暑の時期に開催される夏のコミケ。
来場者アンケートでは、不満なことの上位に「ニオイ問題」がランクイン。
Twitter上でも「ちゃんと風呂に入ってくれ」「他とはレベルが違うニオイの強さ」「会場だけでなく周辺のりんかい線の電車内も臭い」など、多くの声が挙げられています。

暑い時期に大勢の人が集まるイベントは、どうしてもニオイが気になりがち。コミケに限ったことではありませんが、なぜこれほど騒ぎになるのでしょうか。

 

コミケで異臭騒ぎになるのはなぜ?

夏のコミケは、4日間で70万以上の人が集まるほど大盛況です。
会場内は、来場者の熱気と汗が水蒸気となって立ち昇り、それがエアコンで冷やされて白い霧のように見えるため「コミケ雲」が発生するとまで言われているほど。
猛暑の時期にこれだけ大勢の人が室内の会場に集まるのですから、会場内の熱気で皆が汗をかくためニオイはどうしても発生します。
また、開催の前日から、徹夜や野宿する人も多くいます。熱帯夜に徹夜や野宿をして汗だくになり、入浴しないままでいると、体臭や汗の臭いはより強くなります。
さらに、ここ数年はハンディ扇風機が流行しました。暑さ対策には有効なアイテムですが、その風にのってニオイがよりいっそう拡散されるという事態にもなっています。

 

本来は無臭の汗がなぜ臭うの?

実は汗自体は無臭です。ですが、時間の経過とともに、汗に含まれる老廃物が雑菌により代謝・分解されることでニオイが発生します。条件にもよりますが、汗をかいてからおおよそ1時間ほど経つと臭いはじめます。
詳しい仕組みは、こちらの記事で紹介しています。

 

こんな場合の汗は臭いやすい!

運動不足の人の「悪い汗」
普段から汗をかく習慣がある人は、汗腺がしっかり働くため、かいた汗に含まれる老廃物は少なく、臭いにくい「良い汗」となります。
ですが、普段から運動しない人は、汗腺の働きが衰えるため、かいた汗には老廃物が多く含まれてしまい、臭いやすい「悪い汗」になります。

コミケの会場は、インドア派の方が多く集まるため「悪い汗」をかく方が多い傾向です。

 

緊張してかく汗「精神性発汗」

非日常の緊張する場面でかく汗(精神性発汗)は、老廃物を多く含む「悪い汗」です。イベントなどの際は、暑さによる汗だけでなく、知らずのうちに実は緊張やストレスからくる悪い汗を多くかいています。

このように、夏のコミケは、汗が臭う条件が揃っているのです。

 

※夏場だけではない!

夏場だけでなく、冬から春先にかけてのイベントも、実は要注意。寒い冬の間には汗をかかないため、汗腺が衰えます。暖かい室内にいると、衰えた汗腺から老廃物を多く含む悪い汗をかきます。さらに、厚着した衣類の中で蒸れることで、雑菌が繁殖してニオイやすくなります。夏以外でも注意が必要です。

 

 

衣類に蓄積した臭いが他人に伝わる

異臭の発生源としておろそかにできないのが、「衣類」です。
発生した汗などのニオイは、衣類に蓄積します。そして、衣類を通して他人に伝わります。
着用している間も、汗を吸って湿った状態が長く続くと、衣類そのものに菌が繁殖してニオイが染み付いてしまいます。一度染み付いた生乾きの臭いは、何度洗濯しても消えず、湿ると復活するやっかいなもの。
乾いているときは大丈夫だと思っていて、汗をかいて衣類が湿ると、雑巾のようなイヤな生乾き臭がツンとが漂ってしまいます。対策しないままにすると臭いはどんどん強くなり、周囲の人に不快感を与えてしまうので要注意。
何度も着ているお気に入りの洋服が、実はニオイの原因になっているという事も!

衣類のニオイについては、こちらの記事で紹介しています。

 

見た目以上に第一印象を左右する「ニオイ」

イベントは、同じ趣味の人が大勢集まり、初対面の様々な人との交流の場でもあります。身だしなみには気をつかいたいですね。
服装や髪型はもちろんですが、見落としがちなのが「ニオイ」。ニオイは、見た目以上に第一印象を大きく左右します
ですが、誰もが、自分のニオイは自分では気づかないため、注意が必要です。
特に、耳垢が湿っている人や、衣類のワキ部分が黄ばんでしまう人は、ワキガの強いニオイの原因となる汗腺「アポクリン腺」が多い体質である可能性が高いので、念入りに対策を。
しっかりと気を配って、初対面の人にも良い印象を与えて、円滑な人間関係を築きたいですね。

 

今すぐに汗の臭いを何とかしたい!【対策】

身体を清潔に保つこと

汗をかいたらこまめに拭き取り、毎日身体を洗って清潔にすることが基本です。
ただし、入浴ができない場合は、汗拭きシート(ボディシート)や水の要らないシャンプー(ドライシャンプー)等を使用して、身体や頭皮を清潔に保ちましょう。イベント前や当日でもサッと使用して手軽にリフレッシュできます。徹夜する方は持参しましょう。
この手の水なしで汚れを落とすグッズ各種は、イベント時だけでなく、災害などの緊急時にも役立ちますので、用意しておいて損はありません。

 

デオドラント剤を使用する

自分に合ったデオドラントを持参して、こまめにケアしましょう。
全身には、雑菌の繁殖を防ぐ効果のあるデオドラント剤を使用しましょう。
汗をブロックする「制汗」タイプのものは、ワキや足の裏に限定して使用しましょう。

汗には、体温調節の役割があるので、全身の汗を止めてしまうと体温調節機能が働かなくなり危険です。全身には制汗タイプを使用しないよう、注意して使い分けてください。

 

衣類の対策(着替え&衣類用デオドラント)

汗をかいたら、着替えましょう。暑い夏場に同じ服を着続けていれば、臭うのは当然です。着替えは、最低でも参加するイベント日数分を持参しましょう。ドライタイプのシャツは臭いやすいため、ワキガ体質の方はじかに着るのは避けたほうがよいです。
汗拭き用のタオルも、汗を吸って湿った状態が続くと臭いが発生するので、複数持参しましょう。
衣類専用のデオドラント剤も効果的です。発生した臭いを消すものや、抗菌効果で臭いの発生からブロックできるものなど、様々なタイプがあります。
また、衣類に染み付いた臭いは、普通に洗濯するだけではとれません。ニオイの原因となるモラクセラ菌を殺菌することがポイントです。衣類を60℃以上の高温で殺菌したり、酸素系漂白剤、衣類用デオドラント剤を使用しましょう。詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。

 

ニオイ対策は無臭が基本

嫌な臭いを別の香りでごまかそうとするのは逆効果です。デオドラント剤の香り成分も、強い体臭と混ざることで匂いは変化して、よりきつく不快なものになります

体臭ケアは、無臭が基本です。
特に日本では、香りの良し悪しにかかわらず、強いニオイは好まれません。多くの人が集まる場面では、体臭はもちろん、柔軟剤や香水が強すぎることがないように注意しましょう。

 

根本的な対策

上記でご紹介したのは、手っ取り早くニオイを消す対策です。
根本的な解決は、普段の生活習慣の改善から。以下が大切なポイントです。
汗腺を鍛える(有酸素運動や湯船に浸かることを習慣として、普段から汗をかく習慣をつける)
・食生活(動物性脂肪を摂りすぎないよう、食生活を見直す)
体の洗い方(汚れを落としつつ、皮膚のバリア機能を壊さないように)
・睡眠不足、ストレス、疲労を解消(生活習慣を整え心身の疲れを解消して、身体の内側から健康に)

少しずつですが、確実に改善されるはずです。

 

 

さいごに

コミケなどのイベントを思いっきり楽しむために、しっかりと汗やニオイ対策をしていきましょう。
ただし、デオドラント剤はうまく使えば効果的ですが、万能ではありません。体質や用途、原因に応じたものを使い分けることがポイントです。また、衣類はニオイの発生源となり得るため、衣類のニオイ対策も併せて行うと有効です。
誰でも、自分では自分のニオイに気付きにくいものです。暑い時期に人が集まる場所に出かける際は、特に注意してしっかり対策を行いましょう。

このサイト(DEOマガ)について

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